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2020/10/16

1/144 GUNDAM GP-01 ZEPHYRANTHES(原型写真)

今年のC3マーケットオンラインで発表したGP01です。
(ご購入して下さった皆様ありがとうございました!)

以前からカトキハジメ氏が描かれたGP01のデザインをまとめた作品を
作りたいと思っていて、今回ようやく発表することが出来ました。
デザイン同士が意外と相容れなくて、他の原型師さんもデザインをまとめ切る
のに苦労されていたのを拝見していたのでその辺も参考にさせてもらったり。

来年はフルバーニアンも視野に入れているのですが、その前に一度原型の
共通パーツを見直す必要がありそう。

宜しければまた来年もチェックしていただけると幸いです。

宣材1
宣材2
宣材3
宣材a
宣材b
宣材c

2020/07/15

出力品の洗浄と二次硬化のタイミングについて

Elegoo Mars Proの電源を入れて一週間が経過しました。
テストプリントから今まで作ってきたデータ類を色々と出力して設定出しと
Mars Pro自体の性能評価を行っていたんですが、洗浄工程で迷いが。。

水洗いレジンは「水で洗えば大丈夫」とよく言われますが、どのくらい
出力品に対してストレスをかけていいのか・・・よくわかりません。

未硬化のレジンは水に付ければさっと流れ落ちるのか?
ハケでレジンを落とす必要があるのか?
超音波洗浄は必須?
洗剤で洗った方がいい?

ネットで検索しましたが明確に記載されている情報を
見つけることが出来ませんでした。
たぶん私の探し方が悪いのかもしれませんが。。

色々試した中でわかったのは、洗浄が中途半端だと
二次硬化時に表面が白濁化したり、残ったレジンで
表面が荒れたりして取り返しが付かなくなる
ため、
可能な限り丁寧に洗浄工程を行う必要があるということです。

前置きは長くなりましたが、現時点でのベストな洗浄法を
今から紹介していきます。

※ここで使用しているレジンはSK本舗さんから発売されている
SK水洗いレジン(灰色)を使用したものです。異なるレジンでは
洗浄方法や洗浄回数が変わるかもしれません。


①ビルドプレートから出力品を取り出す
DSC09769.jpg
予め出力品についている未硬化レジンは滴を切ってタンクに返しておきます。
その後ビルドプレートから出力品を回収します。
毎回1回はスクレーパーで外す際に飛ばしてしまうので
上手く回収できるようになりたい。。

②水と洗剤水で一度目の洗浄
DSC09770.jpg
この洗い工程で余分なレジンを大部分洗い流します。

サポートをピンセットで保持して、水に漬けながら筆で全体を
優しく洗浄します。未硬化のレジンが水に溶けていったり、
固形となって落ちていくのが見えるはずです。

同様の洗浄を今度は洗剤入りの水に漬けながら再度行います。
洗剤は台所用の液体洗剤で問題ありません。

私は工程ごとに水を入れ替えていますが、この工程では最初の洗浄で
使った水に洗剤を入れても問題はないと思います。

③超音波洗浄機による二度目の洗浄&仕上げ洗い
DSC09772.jpg
次は超音波洗浄機を使って細部に溜まったレジンを洗い流していきます。
超音波洗浄機はメガネを洗うような一般品で十分です。

直接突っ込んでも良いのですが、たまにメガネも洗いたい(笑)ので、
私はポリビーカーに入れています。
ちなみにポリビーカー内の水は新規に入れ直した洗剤水です。

DSC09773.jpg
超音波洗浄機のスイッチを押すとレジンが漏れ出してきたのが
目に見えてわかります。
色んなところから漏れ出してきて結構ビックリしますね・・・。

洗浄時間は大体240秒くらいを目安に行っています。
洗浄途中で出力品の向きを変えたりして万遍なく洗浄できるように
ビーカー内で動かしながら様子を見ます。

DSC09776.jpg
最後に水で洗剤水を綺麗に洗い流します。
ここは私の好みで超音波洗浄しながらハケ洗いしていますが、
普通に水洗いしても良いと思います。

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超音波洗浄機で行った洗浄結果からハケ洗いを複数回繰り返しても
残ってしまうところは必ずあると思っていて、安定した洗浄を行うには
超音波洗浄機の導入は必須かなと思います。
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二次硬化のタイミングは何時が良いか

洗浄工程が終われば次は二次硬化です。
この工程により出力品の表面硬度が安定します。

ここではUVLEDボックスを利用した二次硬化を行います。

太陽光にしろUVLEDにしろ、どのタイミングで二次硬化を行うべきかは
悩むところで、大抵は自然乾燥後(半日~1日程度)に実施するのが
一般的だと思います。

ただ、私の行った限りでは自然乾燥後の二次硬化ではどうしても表面に
ひっかき傷が残るような柔らかい層が若干残ってしまいます。
二次硬化時間が足りない可能性もありますが、20分照射しても結果は
変わらずなので時間の問題ではないような気がします。
(洗浄工程を念入りに行っても結果は変わらずでした)

そこで知り合いの原型師さんからアドバイスをいただいたのが
水中で二次硬化を行う方法です。
DSC09782.jpg
ポリビーカーに水を入れて出力品を浸漬させます。
(これがやりたくてポリビーカーが入るUVLEDボックスを作りました・・・!)

結果から言うと、洗浄直後にこの方法で二次硬化を行うと
非常に良好な結果が得られました。
自然乾燥後の出力品で水中の二次硬化を行ってもイマイチな
感じだったので実施のタイミングが非常に大切です。

自作のUVLEDボックスでの二次硬化時間は大体2~3分程度です。
この辺は環境によるので各自データ取りする必要がありますね。

ちなみに洗浄工程①~③と二次硬化作業を私は30分以内に実施しています。
出力品が水に触れる時間を極力短くしたいのがその理由です。
まとまった時間が取れない場合は洗浄せずにビルドプレートに付けたままで
プリンター内で保管しておきましょう。
(なるべく早く洗浄してあげるのが理想的ですが)

DSC09779.jpg
二次硬化が完了した出力品です。
エアブローなどで水切りをしてあげて、半日~一日程度は自然乾燥を行います。

この洗浄工程を行った出力品は表面処理がし易そうな
カリッカリの表面に仕上がってくれます。

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最後に今回の3Dプリンタ導入で水洗いレジンの便利さを痛感しています。
こんな素晴らしいレジンを世に出てくれてありがとうって言いたいくらい。

普通の出力用レジンはIPAによる洗浄を行いますが、水洗いレジンの洗浄と
に同様綺麗なIPAを常に使わないと綺麗な洗浄が出来なかったと記憶してます。
その辺のコストを気にせずに水で洗えるというのは思っていた以上に作業の
敷居を下げてくれますね。今後も不具合が出ない限りは水洗いレジンを使って
行こうと思っています。
2020/07/12

二次硬化用のUV LEDボックスを作る

Elegoo Mars Proに限った話ではありませんが、出力したプリント品は
洗浄して二次硬化しないことには表面の硬度が安定しません。

私はSK本舗さんから発売している水洗いレジンを使用していますが、
洗浄して乾燥させた直後の表面は柔らかく、先日出力したテストプリント品を
そのまま放置して自然光で二次硬化をさせるのに5日ほどかかりました。

そこで便利なのがUV LED。
知り合いの原型師さんから作り方を教えていただいたので
二次硬化用のボックスを自作してみることにしました。


ちなみにSK本舗さんから発売のElegoo純正の二次硬化装置を買う手もアリ。
制作当時はAmazonでも直販していて、デザインもカッコ良かったので
結構悩んだんですが、やれることが限られたので見送りました。
その辺の理由は別の機会に。
DSC09720.jpg
DSC09764.jpg
材料はダイソーのアルミテープとAmazonで購入したUV LEDテープ2m
(395nm~405nm)、容器は手持ちの物を流用。ポリビーカーが
入るサイズが個人的には理想的ですね。
製作費は大体2000円行かない程度だと思います。

DSC09757.jpg
容器内にアルミテープを全面に貼り、容器内の光量を均一化させます。
LEDテープを螺旋状に貼り付けます。2mもあるから余裕と思いましたが、
貼ってみると結構短いもんですね。。(一度貼り直した)

DSC09745.jpg
ケーブルの取り出し口を開けたら完成です。

DSC_0087.jpg

点灯テストをして動作確認。
あまり直視したくない危ないものを作ってしまった感・・・。

出力品の二次硬化にも使用してみましたが、表面の状態に
明らかな違いが確認出来たので問題なく使用出来そうです。
2020/07/06

Elegoo Mars Proテストプリント時の注意点

一連のセッティングをして行った初めてのMars Proテストプリント。
結果は・・・

EcDjibEU0AY_Eh9.jpg

気持ち良いくらい何もありません。
久々に味わった、この虚無感。休日の4時間が・・・。

EcDoJgOUcAA_z6V.jpg
何も出てないと思いましたが、よく見たらレジンタンク側に
出力品の一部がへばり付いていました。
試しに洗浄してみたら綺麗なディテールがあることからある段階までは
正常に出力していたようです。

失敗してしまったものは仕方がないので原因と対策を考えます。

原因①:レベリングの不備

DSC09712.jpg
今回出力するにあたってSKショーコさんのツイートと取扱説明書を見ながら
レベリングを行ったんですが、A4用紙を二つ折りにしたものを敷いて
ビルドプレートを下降させ、決まった位置でビルドプレートの固定ネジを締付。

A4用紙を抜く際、なかなか抵抗があって抜けない状態だったので
0.2mmほど手動で上昇させて紙が抜けやすくなったことを確認して
「Set Z=0」ボタンを押して基準を設定しました。

ここでまずかったのはA4用紙が抜けなかった時点でビルドプレートの固定が
上手く行っていない
ことに気付かなかったこと。

ビルドプレートが偏って固定されているから隙間がない部分が
抵抗になり紙が抜けない、逆を言えば隙間が空いている
部分もあるということです。

もしA4用紙が抜けない状態であれば、まずはビルドプレートの固定を
やり直してみることをオススメします。

原因②:ビルドプレートの食いつき不足
これは原因①も関わってくるので単独の原因とは書きにくいのですが、
出力ミス原因で良く聞く部分でもあったので対策を行っておきました。
180番あたりの紙やすりで定着面を軽くヤスって定着性を高めてみました。
DSC_0039.jpg


対策後の再出力

DSC09698.jpg
今度は無事出力することができました!
これ、ビルドプレートから出力品取り外すのにめっちゃ苦労しません?
色々試行錯誤しましたが、最後は素手で外しました。。

記事を書いている段階では既に色々と出力してトライ&エラーを
繰り返している状態ですが、テストプリントで経験したようなエラーは
再度発生していません。

どうしても感覚の世界になるので全てが上手くいくことはありませんが、
トラブル時の修正にお役に立てれば幸いです。

次回は出力品の洗浄と二次硬化について書いていく予定です。